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真綿の檻ネタバレ環奈編!結末の感想も徹底調査!

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真綿の檻は尾崎衣良さんの短編漫画です。

尾崎衣良さんといえば『深夜のダメ恋図鑑』が有名ですが新たに大バズりしている作品が『真綿の檻』です。

夫のモラハラ発言を受けている古風な主人公の物語と思わせるようなSNS広告漫画が話題沸騰しています。

多方向の視点で物語が進んでいき真実がわかっていき、とても面白い作品です。

最終編は5巻から始まる環奈編です。

どんな内容になっているのか、どんな結末になるのか気になる人も多いかと思います。

様々な角度から描かれているので読んだ方の感想が話が進むにつれ変化していくのも面白いですし興味が湧きますね。

そこで、

  • 『真綿の檻』環奈編あらすじをネタバレ
  • 結末の感想も徹底調査!

こちらについて徹底調査していきます!

ここから先ネタバレを含む内容になっておりますので、まだこれから読む方は注意してくださいね。

 

『真綿の檻』環奈編あらすじをネタバレ!

『真綿の檻』は榛花編と祈里編、環奈編の3シリーズで構成されています。

榛花編では夫と親に服従する奴隷妻の真実の姿が描かれており、祈里編では祈里を束縛する母親の凄まじい過去と連鎖する虐待から解放される姿を描いた物語です。

今回はシーズン3の環奈編について徹底調査していきます。

まずはあらすじから見ていきましょう。

環奈編あらすじ

母親から兄との兄妹差別を受けて育ったという環奈サイドの視点から始まる物語です。

夜景が素敵なレストランで婚約者の孝と結婚の話をする環奈。

そこで自分の親には結婚の挨拶はしなくて大丈夫と言い、自分に対して母性や愛情の乏しい母親により兄との兄弟差別を受けて育ったという生い立ちを話します。

両親が離婚し優しかった父親に引き取られたのは自分ではなく兄でしたが、その後兄も母親の元に引き取られ、そこから兄妹差別が始まった。

兄には優しく可愛がり自分には厳しく愛情のかけらもなかったと話しますが、まさかの婚約者の孝からは理解されず、ついに環奈は別れを切り出しました。

そして社会人になった後しばらく顔を出してこなかった実家へ母親を訪ねる環奈。

そこでは衝撃の事実が・・・。

お金を貸してくださいと頭を下げる環奈に対して「社会人なんだから自分でどうにかしなさい」と。

環奈が言っていた愛情が乏しいから助けないのかと思いきや、ここから母親サイドの視点の物語が始まります。

環奈が実家に来る数日前、母親の元に環奈の婚約者の元奥さんからの内容証明が届きます。

なんと奥さんのいる人を略奪し婚約していたのでした。

お金を貸して欲しいと言ったのは元奥さんに支払う慰謝料でした。

健康に気をつけてご飯を作り、望む教育を受けさせてあなたのためを思って母親がしてきたことは愛情ではないのか?

そんな言葉を投げかけますが環奈には届かず、「母親なら当たり前だ恩着せがましい」とまで言われてしまいます。

留学費や塾のお金など教育にかかるお金は父親が出してくれたと環奈は言いますが、そこで母親は一つの通帳を渡します。

その中身は父親からの養育費。

優しくて教育費を払ってくれていると思っていた優しい父親の実態は実は3ヶ月で6万しか養育費を支払いのしないクズ男でした。

兄が母親の元に戻ったのも父親とその再婚相手にネグレクトを受けたことが原因でした。

兄が母親の元に引き取られてから甘やかされていると思っていたのは、ネグレクトを受けた兄のケアのためでした。

兄から見た環奈は「自分はいつでも被害者」。

子供はいつどんな時でも傷つきやすく純粋で母親は決して傷つくことないサンドバックだ、と環奈はそういう態度に兄に見えていました。

離婚前から浮気をしてその上子供を作っていたクズな父親から救ってくれた母親を助けてあげたいと大事にしていました。

そんな兄から同居の話を持ちかけられますが母親は断ります。

「私の子育ては終わったのだ。子供に不幸にはなってほしくない。しかし全ての柵から解放された。」

言葉にしがたい心情で終わる結末でした。

 

『真綿の檻』環奈編ネタバレ!結末の感想も徹底調査!

最初の環奈サイドの視点の内容から一変して色々と感情が変化していく内容になっていましたが読んだ方はどんな感想なんでしょうか?

毒親や親ガチャなどという言葉が普通に使われるようになった世の中ですが、きっと環奈が思うように「親だから当たり前。子供が何をしても愛情を受けるのが当たり前だ。」と思っている人もいるんではないかと考えさせられるストーリーでした。

また真実を知っても改心する気がないその先の環奈がどうなるのかも気になります。

愛情を持って時には厳しく教育には惜しみなくお金をかけてあげて大人まで育ててもらったのに対して「そんなの親なら当たり前」と言えるのがすごいなと思ってしまいました。

しまいには婚約者の元奥さんに「不倫したことは私は悪くないんです、家庭環境のせいなんです」と手紙を出す始末。

環奈編の最初に出てくる手紙は元奥さんに向けて書いた内容のものだったのかと読み返すとゾッとします。

せめてもの救いは兄が人の痛みのわかる心の優しい子に育ったことかと思います。

そんな優しい子に育った兄にはまた人の気持ちのわかる素敵な結婚相手ができました。

同居がなかったとしても困った時には必ず助けてくれる兄とその結婚相手がいる。

その背景がわかる結末になっていてよかったと思います。

愛情を受け取る気がないのにいくら愛情をたくさんかけて育てても恩知らずになってしまう。

母親の苦労が報われず可哀想だとまで思ってしまう内容でした。

環奈は残念ながら口だけの父親に似てしまったのだと思いました。

両親が離婚する際に兄から父の所にいかなくても大丈夫なのかと問われた時に父と暮らしてお母さんみたいに家事を押し付けられたくないと言っていた場面がありました。

その頃の環奈は父親のだらしない姿をわかっていました。

父と別々に暮らしているうちに徐々に優しくて甘やかしてくれていた父の姿は美化されていって母親から兄弟差別を受けているという被害妄想が進んでいってしまったのかと思います。

言ってしまえば母親も兄も環奈も父親の被害者だったのかもしれません。

よく見えていた父が養育費も払わず会いにもこない最低な父親だったと知ったその後の環奈の心情もぜひ見てみたかったです。

 

まとめ

いかがだったしょうか?

今回は『真綿の檻』環奈編のあらすじネタバレと結末の感想についての記事を書きました。

真綿の檻は読み進めるごとに違う角度からの内容になるのでその都度感想が違ってきてとても面白いです。

視点が違うだけでこうも違うのかと私も読んでいながら感じました。

環奈編は読み始めと結末で思うことが大幅に変わるかと思います。

この記事を読んで気になった方はぜひ読んでみてみてください。

ネタバレを含んだ内容になってしまいましたが最後までお読みいただきありがとうございました。

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