ついに世界の真実が明かされた――。
デービーDジョーンズは世界の王。
イム様は、デービーDジョーンズとジョイボーイの再来を恐れている。
ロックスが、幼い黒ひげと母のエリスを斬ろうとしたとこで、くまのニキュニキュの納涼で飛ばした。
自我を失い、イム様の手下になったロックスはロジャーとガープに殺してくれと涙を流して懇願。
Contents
イム様の「約束」とは何なのか?徹底考察
イム様が語った「デービー一族を消すのは、過去の約束を果たすため」という言葉。
この「約束」が物語の核心であり、ゴッドバレー事件の真相、D(デービー)一族の運命に直結しています。
ここでは、これまでの描写と伏線を踏まえ、「約束」の正体に迫ります。
① イム様は“封印契約の履行者”として動いている
世界政府が誕生した「空白の100年」。
その終盤、イム様はデービー一族(Dの一族)を封じる契約を結んだ可能性が高いです。
つまり約束とは、
「D系の血脈を歴史から抹消し続ける義務」
を指すと考えられます。
対象は“人”だけでなく、
・歴史
・宝
・思想
・象徴
すべてを消すという徹底ぶりです。
② “夜明け”を阻止する使命
Dの意志は「夜明け」をもたらす存在。
それは世界政府の支配を終わらせる引き金にもなり得ます。
イム様の目的は、
夜明け=世界の再構築を阻止すること
その象徴として動くデービー一族を狙うのは当然の流れです。
③ ゴッドバレーは“約束の確認作業”だった可能性
ゴッドバレー事件でのイム様の介入は、
ロックス(デービー一族)=最優先で消すべき存在
という確固たる意思の反映です。
赤子(シャンクスとシャムロック)、宝、戦士たち――
すべてが約束を守るための回収対象だったと考えられます。
④ 世界の均衡を“神側”に傾け続けるため
世界政府(天竜人)は、自らを神と位置付けています。
そしてDは「神の天敵」。
つまり約束とは、
「神の秩序を守るために、天敵を永遠に消し続ける」
という根源的な誓いでもあるのです。
考察結論:「約束」とは“世界の夜明け”(自由)を封じる誓い
イム様の約束は、次のようにまとめられます。
- D系=自由の象徴を封印する契約
- 過去に交わされた歴史的誓約の履行
- 世界政府の支配を永続させる抑止システム
ゴッドバレー事件は、その「約束」を実行するための場であり、
イム様自らが監視し、必要に応じて歴史を書き換える――そんな異様な戦いでした。
だが、そこから逃れた者がいる。
世界の夜明けは、完全には消せなかった。
だからこそ、物語は今、再び“約束の決着”へ向かって進んでいます。
Dの一族とデービー一族の関係を深掘り
Dの一族は「世界の秩序を揺さぶる意思(Dの意志)」を背負う血脈として描かれてきました。
一方で、デービー一族(Davy系)は“海”や“奪取(デービーバック)”の象徴性を強く帯び、ロックスとの結びつきが示唆されています。
ここでは、作中の示唆を踏まえつつ両者の関係を整理し、仮説レベルまで含めてわかりやすく深掘りします。
判明している(示唆されている)ポイント
・Dの一族は世界政府にとって脅威とされ、歴史の深層(空白の100年)と密接に関わる。
・デービー一族という呼称が登場し、イム様は「過去の約束を果たすためにデービー一族を消す」と発言している。
・ロックス(ロックス・D・ジーベック)周辺で“デービー”の語が重ねられ、ゴッドバレーと強く接続している。
関係性の仮説(物語的整理)
仮説A:デービー一族はDの一族の分派(サブセット)
Dという大きな傘の中で、デービー一族は特に“海・奪取・反抗”の性質を色濃く継ぐ分派。
古海賊的な気質や「奪い返す儀式(デービーバック)」と結びつく象徴群が、Dの核(自由・解放)を実践的に体現している可能性。
仮説B:二層のD(光のD/海のD)
Dの一族=“夜明け・解放”の理念を担う層と、デービー系=“海・奪取・反逆”の機能を担う層が、歴史のどこかで分岐。
両者は対立ではなく、役割の差分。物語上は別の窓口から同じ「Dの核」に触れているイメージ。
仮説C:「デービー」はDの意志の“実行名”
“D”が理念の記号なら、“デービー”はその実働名(コードネーム)。
支配と記録改竄に抗う者を、敵側(世界政府)が区別するために用いる呼称である可能性。
共通点と相違点(整理表)
| 項目 | Dの一族 | デービー一族 |
|---|---|---|
| 核となる象徴 | 夜明け/解放/自由の継承 | 海/奪取/反逆の実行 |
| 世界政府から見た位置づけ | 秩序を揺さぶる“理念の敵” | 現場で脅威となる“実働の敵” |
| 歴史との関係 | 空白の100年の物語核に接続 | ゴッドバレー/海賊史と強く接続 |
| 名称の使われ方 | 血脈・意志の記号(D) | 役割・系統を示す固有呼称(Davy) |
イム様の「約束」と両者の関係
イム様が言う「過去の約束」は、D(およびデービー系)の抹消・封印を誓った歴史的契約を指す可能性が高い。
理念(D)と実働(Davy)を同時に断つことで、世界の“夜明け”を永続的に遅延させる狙いが見える。
ロックスを「デービー・ジョーンズ」と呼び下す行為は、Dの核へ貼られた“呪的ラベリング”とも読める。
ゴッドバレーで見えた接続点
・ロックス陣営(デービー系の色合い)と、世界政府(約束を履行する側)の激突。
・赤子の分断(シャンクス/シャムロック)により、Dの核が“海賊側”と“政府側”へ二分される構図。
・キャプテン・ジョンの強欲は、デービー系の「奪取」象徴の歪んだ側面として機能し、裏切りの代償へ収束。
今後の注目ポイント
・「デービー一族」という固有名の正式な提示(出自・系譜の確定)。
・ロックスの本名・出生とデービー呼称の関係性。
・イム様の「約束」テキスト(誰と/いつ/何に対して結ばれたか)の開示。
・シャムロックの素性と、シャンクスとの“反転双子”構造の確定。
二つ名が示す“理念と実働”の両輪
Dの一族は“夜明けの理念”、デービー一族は“海での実働”。
敵(世界政府)は、その両輪を同時に断ち切るために「約束」を履行し続けている――この読みが現状もっとも整合的です。
今後、ロックスの素性とシャムロックの正体が確定すれば、D=デービーの重なり方(同一核/分派/役割分担)がはっきりするはず。
なぜ世界政府はデービー一族を歴史から消そうとするのか?
イム様は「デービー一族を消すのは、過去の約束を果たすためだ」と語っています。
これは単なる敵視ではなく、歴史的・体制的な使命として実行していることを示唆しています。
ここでは、なぜデービー一族が徹底的に排除されているのか、その理由を考察します。
① 過去の契約(約束)の履行
空白の100年において、世界政府側とデービー一族(またはその前身勢力)の間で何らかの契約が結ばれた可能性があります。
その契約が「この血脈を二度と復活させない」という誓いに関わっているとすれば、
イム様が約束の履行者として“抹消”を続ける理由が説明できます。
② 「Dの意志/デービーの意志」を封じるため
世界政府は、Dの名を持つ者たちを神の天敵として恐れてきました。
デービー一族がその中でも「海」「奪還」「反抗」を象徴する系統だとすれば、
意志の拡大=体制崩壊の危険
となるため、根絶の対象になっている可能性が高いです。
③ 記録・宝・血統の隠蔽
ゴッドバレー事件で示されたように、デービー一族は「宝」「血脈」「歴史の証拠」に密接に関わっています。
それらが世に出ると、世界政府の支配構造が崩れるリスクがあるため、
血脈ごと証拠を消す=歴史改竄の完遂
を目的としていると考えられます。
④ 反逆思想への威嚇と管理
デービー一族を狙い撃ちすることで、
「世界政府に逆らえばこうなる」
というメッセージが世界中に伝わります。
象徴的な処理は、反乱の芽を摘むための抑止力として機能します。
デービー一族は“理念と実働”の脅威
デービー一族を消す理由は、一つではありません。
- 古代の約束=封印の契約
- 「Dの意志」継承者としての危険性
- 宝と記録を守る者としての脅威
- 反逆を象徴する存在としての抑止対象
つまり、世界政府は
「理念と実働」の両面で脅威となる血脈を歴史から消そうとしている
という読みが最も整合的です。
この視点は、シャンクスやシャムロック、ロックス、そしてゴッドバレー事件の真相へと繋がっていきます。
ゴッドバレー事件から現在へのつながり
若きドラゴンは、赤子のシャンクスとシャムロックを救出しようと奔走していました。
しかしその途中で、神の騎士団が襲撃。
激闘の末、シャムロックだけが取り戻されてしまいます。
ここが双子の運命の分岐点となりました。
ドラゴンはゴッドバレーの激しい戦況の中でシャンクスを見失ってしまいます。
シャンクスは宝箱で遊んでおり、偶然その中に閉じ込められてしまったと示唆されています。
この“宝箱に入る”という些細な行動が、後の人生を大きく変えることに。
レイリーが宝箱を回収 → シャンクスがロジャーの船へ
ロジャー海賊団はレイリーの指示で戦場に散らばった宝を回収していました。
その中にシャンクスの入った宝箱があり、レイリーが偶然見つけます。
こうしてシャンクスはロジャーの船に拾われ、
ロジャーの後継者の一人として育つ未来を手にしたのです。
キャプテン・ジョンは“ジキジキの実”の能力者だった
キャプテン・ジョンはロックスを裏切り、ゴッドバレーの宝を独占しようとしたことが判明。
その能力がジキジキの実(磁気操作系)であることも明らかになりました。
裏切りの代償として、激戦の中で命を落としたと考えられます。
しかし彼の宝は後世へと受け継がれ、“キャプテン・ジョンの財宝”として伏線が続いています。
ドラゴンの思想転換の起点
この救出失敗が、ドラゴンが政府に疑念を持つきっかけになったと考えられます。
「救うべき存在が救われない世界」への怒り。
それがのちに革命軍を立ち上げる原点になったとすれば、つじつまが合います。
シャンクスとシャムロック、分断された“運命の双星”
2人は同じ場所にいたのに、
片方は海賊王の船へ
片方は世界政府の象徴へ
真逆の勢力で育てられたことは、
今後の物語で決定的な意味を持つはずです。
イム様とロックスの因縁は“デービー一族”に通ずる?
ロックスを支配したイム様が語った「過去の約束」。
ここにはDの意志=デービー一族説を裏付ける鍵があります。
ゴッドバレーは世界の“闇の遺産”。
その宝を巡る争いはまだ終わっていません。
まとめ:ゴッドバレー事件は全勢力の運命を変えた
今回の伏線回収で、以下が明確になりました。
- ドラゴンの転機はゴッドバレーにあった
- シャンクスとシャムロックは“裏表の運命”で分断された
- ロックスとイム様の因縁はデービー一族に関わっている
- キャプテン・ジョンの宝はまだ物語に絡む
すべての運命はゴッドバレーから始まった――。
物語は、シャンクスの過去・ドラゴンの過去・イム様の目的が絡み合う最高潮へ。
次回1165話では、いよいよデービー一族の正体に踏み込む可能性が高いでしょう。
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