「本サイトのコンテンツには、商品プロモーションが含まれています。」

変な絵ユキの罪をネタバレ!なぜ逃げないで殺されたのかも徹底調査!

変な絵ネタバレユキの罪とは?なぜ逃げないで殺されたのかも徹底調査! 雨穴作品
Pocket

いま話題の「変な絵」のユキの罪について詳しく解説していきます。

意味が分かれば分かるほど怖いとしてネットで盛り上がっています。

心の準備をしてから読み進めてくださいね。

  • ユキの罪について
  • ユキはなぜ逃げなかったのか

上記について説明しているサイトも多数ありますが、難しい作品のためなかなか結末を理解できない方も多いと思います。

私も実はかなり理解するのに苦労しました(笑)

そこで今回は、どこよりも分かりやすく「変な絵」の結末をネタバレ解説していきます。

 

変な絵、ユキの罪とは?【ネタバレ】

ブログから許されざる罪がユキにあるように思えますが…実は何も罪を犯してはいないのです。

最後に投稿されているブログの記事にある「一番愛する人へ」等々の言葉から、ユキについて語っていると考えてしまいます。

しかし、実際にはユキにむけて語っていることではなく、レンの母親である直美にむけて語っており、許されない罪は直美がやったことになります。

 

ブログに書かれたユキの許されない罪とは?

投稿されていたブログの最後の記事は、一番愛する人に向けて書いています。

一番愛する人とは、今まで更新され続けていたブログのことを考えると最愛の妻に対して言っているのだと考えてしまいがちです。

実はユキに向けてのメッセージではなく、一緒に住んでいたと思われるレンの母親、直美に向けられたメッセージだったのです。

ユキの許されない罪だと思われていましたが、ユキがやったことではなく、直美のやったことだったのです。

 

直美の許されない罪とは?

過去に実の母から虐待を受け、それを苦に実の母を直美は殺害してしまいます。

この時すでに精神的におかしくなっていたようです。

愛する息子(レン)を守るため躾の厳しい夫や、夫殺しを目撃してしまった豊川、事件の真相を探る岩田、息子(レン)の子を妊娠したユキに妬ましさに似た気持ちに駆られ、次々に殺害しました。

殺害した理由は異常なほどに狂った母性愛だったことは間違いありません。

 

変な絵【ネタバレ注意!】なぜ逃げないで、ユキは殺されることを選んだのか?

作品の中で、直美が密かな殺意を持っていることに、いつからかユキは勘づいていたようです。

しかし、なぜ逃げ出すという選択をしなかったのか気になるとこだと思われます。

出産中の高血圧による脳出血が原因で死亡するのですが、入院中だったり殺害の方法までは分からなかったためかもしれません。

何日の何時にどんな殺害方法をとるのかを分かっていたら、逃げることもできたのではないでしょうか。

 

逃げなかったのはどうしてなのか?

ユキは殺意を感じていたが、それでも逃げませんでした。

おそらく、自分を本当に殺めようとは思ってなかったんじゃないかと考えられます。

確かに直美から異様な雰囲気を薄々とは感じていたと思います。

しかし、実際にそれが殺しだという確証はありませんでした。

普段から嫌がらせを受けても、殺害に至るまでは常識的に考えてあり得ないことですからね。

むしろ直美の度重なる嫌がらせや妊娠によるマタニティーブルーのせいで、嫌な妄想をしているだけだと。

それでも殺されるんじゃないかという嫌な妄想を止められないユキはそのことを記録します。

それが彼女が書いた数々のイラスト(絵)です。

もし自分が死ぬことがあった場合、そのイラストの仕掛けを誰かに解いてもらい、死の真相に気づいてほしかったのだと思います。

 

ユキはどうして素直に殺されてしまったのか?

結論から述べると、直美の狂気的な母性によって、ユキを死に至らしめたのです。

直美には子どもの頃、母親によって虐待を受けていた過去があります。

そんな中、お気に入りの文鳥を母親が握り殺そうとする出来事が発生。

しかし、直美は文鳥を守るために、母親を踏みつけて殺害します。

その後、施設に入れられ一枚の絵を描いて残しています。

書かれた絵の中には木の中に収まっている文鳥の姿がありました。

その絵の意味するところは弱い者に対する愛情、母性愛です。

つまり、直美には弱い者への強すぎる庇護欲があることが分かります。

強すぎる庇護欲ゆえに息子のことを非常に溺愛している直美。

そんなレンも結婚し、自分から離れていったことで、その強い母性を満たせなくなりました。

そこで、レンとユキとの間にできた子どもの母親になれれば…と考えてしまいます。

レンの子どもの母親に成り代わろうと画策し、実の母親であるユキを亡き者にしようと密かに考えてしまうのです。

 

変な絵の結末をネタバレ!

変な絵は全部で4章に別れていて、第1章だけちゃんと理解することができれば、後の3章は自然と分かるので、ここでは第1章だけネタバレしますね。

この作品の見所を簡単に説明すると、ブログ主の妻であるユキちゃんが生前残した、イラスト(絵)に隠されている秘密と、ブログの最後に書かれた記事に綴られている、「あなたが犯した許されざる罪」について迫る物語です。

意味が分かると怖く面白い作品ですが、難しいです(汗)

少なくとも、私は理解するまでに時間がかかりました。

私以外にも、絶対に内容が理解できず困っている人は多いと思います。

そこで、今回は誰でも分かりやすいように紹介していくので、是非お付き合い下さい。

 

「変な絵」まとめ

オカルトサークルの栗原の紹介で、佐々木修平が「七篠レン 心の日記」という一見平凡に見えて、どこかおかしいブログを読む所から物語がスタートします。

内容的には、ブログ主であるレンの妻・ユキや子供についての他愛もない日常が綴られています。

そんなある日、妻の妊娠が発覚し、歓喜します。 

しかし、喜んだのも束の間。

赤ちゃんが逆子になってしまっている
と告げられます。

しかし、病院側にしっかり対策すれば、問題ないと説明を受け、出産を決意

妊娠しているときにユキは全部で五枚のイラストを描き、いよいよ予定日へ。

しかし、赤ちゃんは無事に産まれてきたが、出産でユキが命を落としてしまいます。

そして、最後にユキの残した五枚のうちの三枚の絵に隠された秘密や、あなたが犯した許されない罪などとブログに意味深な内容を残しています。

その謎を紐解いた時、驚きの真実が明らかに。

 

登場人物(ネタバレ含む)

佐々木修平 就活中の大学生

栗原 佐々木修平のオカルトサークルの後輩

レン ブログ「七條レン 心の日記」の投稿主

ユキちゃん 七篠レンの妻
子供を出産後亡くなってしまう。
七篠レンの母であり、助産師でもある直美が立場を利用することによって、結果的に殺害されてしまう。
しかし、そうなる事を事前に気づいてしまった為、絵をメッセージとして残した。

直美 七篠レンの母親
幼い頃、父親が自殺し、母一人子一人で暮らしていたが、虐待を受けるようになります。
ある日飼っていた文鳥を母親に握りつぶされそうになり、懇願して頼んでもやめない母親に激怒して殺害。
これをきっかけに、精神に異常をきたします。
また、七篠レンが小さい頃に夫のしつけが厳しく、しつけのために叩いたことをきっかけに、息子を守ろうと自身の夫に手をかけます。
助産師であることを上手く利用し、息子の妻であるユキを殺害。

まずは、変な絵を理解する上で重要なのは登場人物と役割です。

各人物の行った事を整理する事で、全貌は見えてきます。

注目すべきは、なんと言っても七篠レンの母である、直美の異常な精神です。

第4章までの内容を含みますが、計3人を殺したことになります。

そして、変な絵の内容が理解しづらいのは、第1章で直美の存在が示唆されていますが、あえて隠されていている表現ばかりだからです。

また、「変な絵」の最大の謎である「絵の秘密」と「犯した許されざる罪」とは何なのか。

それらをふまえた上で、一度投稿を見てみましょう。

 

2012年11月28日(最後の投稿)

まず結論から紐解いた方が理解しやすいので、「変な絵」の最大の謎であるといっても過言ではない「言葉」が七篠レンの最後の投稿に綴られています。

少し長いので私が簡潔に伝えますね。

「一番愛する人へ」

本日で投稿をやめます。
3枚の絵に隠された真実に気付いたからです。
あなたの背負っていた苦しみを僕は理解できません。
あなたが犯した罪の大きさが僕にはわかりません。
あなたを許せません。
しかし、それでもあなたを愛し続けます。

ここで、注目して欲しいのが「3枚の絵の秘密」「あなたが犯した罪」この2つです。

「3枚の絵の秘密」については、次の章で詳しく説明していくのでお待ち下さいね。

 

あなたが犯した罪

結論から言います。

「あなたが犯してしまった罪」とは、母である直美の犯した罪。

つまり、直美が助産師という立場を利用し、ユキを殺してしまった事です。

また、この事実を裏付ける投稿が幾つかブログに書かれているので、そちらも紹介しますね。

 

2008年10月15日

「七篠レン 心の日記」の投稿は始まりました。

最初の投稿の内容としては、妻であるユキちゃんと結婚一周年を迎え、お祝いにワンホールケーキを買い、2人で食べました。

美味しくてつい、2切れ食べるとユキちゃんに「太るよ」と怒られ残り4切れは冷蔵庫にしまった事を報告しています。

この後の、ブログを読んだ人なら分かりますがこのブログの登場人物は、レンとユキちゃんと出産関係者しか出てきていません。

それにも関わらずこの投稿には不審な点があります。

それは、同居人の存在(直美)が隠されているからです。

考えて欲しいんですが、ケーキを切るのに普通は7等分ではなく、8等分ですよね?

レンとユキちゃんが2切れずつ食べて、残り4切れを冷蔵庫に入れたと普通は考えますが、違うんです。

ユキちゃんは、自分が2切れ食べているのに、レンに対して2切れは食べ過ぎだよ!

なんて怒ったりしません。

つまり、ユキちゃんが食べたのは1切れで、もう1切れを食べた人物がレンの母である直美なのです。

 

2009年8月17日

今日は検診でした。
1ヶ月もの間、体操を2人で頑張ったのに、逆子は直ってない。
ユキちゃんがかなりショックを受けた様子でした。
「でも、ちゃんと準備さえすれば、逆子でも安全に出産する事ができる」って言ってもらえて少し安心。
流石、ベテラン助産師さんは頼りになりますね!

少し、省略しましたが一見普通の投稿に見えますが違和感に気付きましたか?

そうです。

万全に準備しても「逆子」は安全に出産できるものではないんです。

それどころか、現在では逆子と分かった瞬間に帝王切開がほぼ確定します。

それにも関わらず、安全と言い切るのは普通ではありません。

結論、これは助産師という立場を利用し、直美がユキを殺す為に仕組んだ事だと推測されます。

そして、それを裏付けるのが3枚の絵です。

 

変な絵の絵の数字の意味をネタバレ!

  1. サンタの格好した赤ちゃん
  2. 白装束?を着た祈る老婆
  3. 風に吹かれる女性
  4. 少年
  5. 男性

以上がユキちゃんの残した5枚の絵とそれに付いてある番号です。

実はこの絵、1から3までと、4と5でペアで番号を重ねる事で複合絵が完成します。

完成した複合絵を見ると恐るべき真実が浮かび上がります。

絵の意味

絵の意味:思索

1,2,3 妊婦(ユキ)のお腹から逆子の赤子を引きずり出す老婆(直美)

・帽子が母親のお腹の裂け目に刺さっていて、サンタの格好と思われた赤子は、実は母親の血で染まった赤であった。

・白装束と思われた衣装は、実は白衣の白であり、直美が逆子の赤子を無理やり母親(直美)から引きずり出している様子が描かれている。

・横たわる母親(ユキ)の無表情、不自然な角度で固まった腕は「遺体」である事を暗示しています。

4,5 手を繋いで歩く父と子供

・自分(ユキ)が居なくなった後も、子供と幸せに過ごして欲しいというメッセージが込められていたと推測できます。

完全にブログの内容と一致している事が分かります。

つまり、ユキは自分が出産中に亡くなる事を想定、もしくは確信していて、誰かが真実に気付いてくれるよう絵にメッセージを残したと考えられます。

佐々木が栗原に会えなかった理由

冒頭に登場した栗原も佐々木との約束を守るため、最終章でブログの真相に辿り着きます。

第一章で佐々木は栗原を追いかけますが、栗原とはそれっきり出会えず、卒業してしまったようです。

なぜ出会えなかったのか?

栗原は交通事故に遭ってしばらく入院していたから会う機会がなかったのではないでしょうか。

佐々木は卒業まで十か月以上ありましたが、栗原は入院、佐々木は就活に追われて出会うことはなかったのかなと想像しています。

出会うために学食に慌てて早めに行くくらいなので、連絡先を聞いていないのかなとも考えられます

記者の熊井は、岩田の敵討ちに直美逮捕へと漕ぎつけますが、残された子供・優太は施設暮らしになってしまいます。

独熊井はガンが再発し始めていて、手術を受ければ治るかもしれないのですが、事件が解決できれば死んでも構わないと考えていました。

熊井に優太の面倒を見るために手術を受けることを条件に、栗原は隠されたユキ殺しのネタを提供します。

優太が不幸になってしまっては、佐々木にブログの真相を話しても後味の悪い話になってしまいます。

優太が熊井に養子に引き取られたことで、栗原は堂々と佐々木に真相を話すのでしょう。

 

まとめ

いかがだったでしょうか?

「変な絵」のユキの罪やユキが逃げないで殺された理由についてネタバレしましたが本当に驚きですよね。

本当によく考えられた作品で、衝撃の連続でしたね。

久々に、本気で頭使いました(笑)

特に絵と数字に隠された意味を解いた時には、思わず膝を叩きました。

それと同時に背筋が凍りましたけどね(汗)

後は、ユキの罪についてもだいぶ長考しました。

この投稿でネタバレを見てもう一度「変な絵」を読むと結末に納得できると思うので、是非チャレンジしてみて下さいね。

最後までお付き合いして頂きありがとうございました。

コメント

タイトルとURLをコピーしました