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変な家2【ネタバレ】行き先のない廊下の結末は?根岸さんの部屋を取り壊す母親の真相も徹底調査!

変な家2【ネタバレ】行き先のない廊下とは?後日談や結末も徹底調査! 雨穴作品
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2023年に最も売れた小説と言われている『変な家』が、2024年の3月15日に映画公開されます。

漫画も最新刊が3月8日に発売され、まだ触れていない人も名前を聞くことが多いのではないでしょうか?

そんな絶好調な『変な家』について、この記事では、続編の『変な家2』行き先のない廊下の結末をネタバレしていきます。

なぜ母親は根岸の部屋を壊さなかったのか真相を知ることで行き先のない廊下をより理解出来ると思われます。

漫画を楽しみにしている方や小説を未読の方は注意しながら読む必要があります。

漫画で続きが読みたいけど、小説を読むのは得意ではないなという方には特におすすめなので、最後まで是非お付き合いください。

>>11の間取り図の繋がりや真相を解説!

 

変な家2【ネタバレ】行き先のない廊下とは?

行き先のない廊下は、『変な家2』に寄せられた読者からの11の間取り図にまつわる話の一つです。

『変な家2』に収録された11の間取りの資料は、一つ一つは関係ないように思うのですが、最後に全てが繋がります。

行き先のない廊下の話をきっかけに物語が始まります。

 

行き先のない廊下とは?

最初に提供された情報は、富山県に住んでいる根岸弥生さんから聞いたものになります。

根岸弥生さんの息子が、小学校の図書室で『変な家』の単行本を借りてきました。

一人で読むのは難しく、一日10分読み聞かせをしていたことをきっかけに、子供の頃の不快で薄気味の悪い思い出が蘇ります。

それは、取り壊されて今は無き実家と母親のことでした。

実家の彼女の部屋の横には、行先がなく、必要のない廊下があったそうです。

面している部屋にドアがついているわけでもなく、細すぎて収納スペースにもできない、無駄な空間といえる廊下です。

なぜ無駄な空間があるのか、当時父親に聞いてみましたが、慌てた様子で話をはぐらかされます。

早くに亡くなった母親とは良好な関係ではなかったので、聞くことができませんでした。

根岸さんの推測や過去の新聞から、なぜ行き先のない廊下ができたのか、著者は答えを導き出しました。

しかし、まだまだ腑に落ちないことや会話から新たに浮かび上がる疑問点が残ります。

解決しない謎を残したまま、行き先のない廊下の話は終わります。

 

行き先のない廊下はYouTubeでも公開

作者の雨穴先生のYouTubeチャンネル内でも、本人が出演の行き先のない廊下の動画も公開中です。

こちらでは小説と違い、知人の設計士の栗原も登場します。

小説を購入しようか迷っている方は、こちらを先に視聴してみてはいかがでしょうか?

 

『変な家2』結末をネタバレ!

『変な家2』は、「行先のない廊下」の物件資料をはじめ、全部で11件の間取り資料からみえてくる物語になります。

11件の間取りのひとつひとつに奇妙なものが多く、自分がそこで生活したら…、何のためにこれがあるのだろう…と自分がその場にいるかのように想像力を膨らませれば膨らませるほど、不思議な気持ちにさせられます。

そして、間取りのそれぞれにまつわる話も登場人物の想像でしかなく、はっきりとした答えのないモヤモヤが残ります。

不思議でモヤモヤした気持ちの中、読み進めていくうちに11件の間取りが栗原の推理によって、一つのつながりが見えてきます。

全く関係のない話のように見える11件の間取りにはどんな真実が隠されているのか!?

次からネタバレしていきます!

>>闇を育む家の謎の真相やネズミ捕りの家の真犯人をネタバレ

 

小説の結末をネタバレ!

ここからは『変な家2』の結末をネタバレしていきます!

小説をまだ読んでいない方、漫画化を楽しみにしている方は、分かってしまうと面白さが半減してしまうかもしれないので、結末をネタバレ!以外の項目をご覧ください。

間取り図にまつわる11件のストーリーの一つ一つは関係のないように見えます。

しかし、読み進めていくと前回のストーリーの中で出てきた物や建物など、共通するものが出てくることに気づきます。

片足と片腕が折られている人形、ヒクラハウス、宗教、減築、ナルキくんなど読み進めていくうちに繋がりがあるのではと思えてきます。

物語が進む中、主人公もなんとなくつながりを感じつつ、取材を続けていきますが、具体的にどう繋がるのか推理できません。

そこで、設計士の栗原に推理をお願いします。

栗原の推測から、すべての間取りの話はカルト教団「再生のつどい」の宗教施設「再生の館」の周辺で起こっていることが分かります。

「再生のつどい」の教祖は片足と片腕がない女性であり、建物も教祖を模したつくりになっています。

宗教では、崇めるものを模した建物に入ることで、信じる者の体内で守られていると考えることがあるそうです。

信者達は穢れを子供に受け継がせないため、もしくは自分が救われるために宗教施設を真似して、片足と片腕がない人型の間取りをつくろうとします。

部屋を取り壊そうとしたり、久しぶりに来たら部屋が無くなっていたのは、この人型の間取りをつくるためだったのです。

栗原の推測によって、大体の説明がつきますが、主人公は少しだけ違和感がありました。

違和感の正体に気づいたとき、主人公と栗原はさらに驚くべき事実に気づきます。

 

小説の結末をネタバレ!②再生のつどい

11件の謎めいた間取り図にまつわる話の中に度々出てくる怪しげな宗教組織「再生のつどい」と建設会社「ヒクラハウス」。

「再生のつどい」の教祖は「ネズミ捕りの家」にて奇妙な転落死を遂げたヤエコでした。

「再生のつどい」の創設はヤエコの出生に関係があります。

ヤエコは不貞行為をしていた両親の清親と絹の間から生まれた子でした。

ヤエコの母・絹は不貞行為を知った清親の本妻に殺害され、ヤエコは本妻の叔父夫婦に引き取られます。

その後ヤエコは置棟という売春を目的とする女性たちが集う宿に入りました。

しかもヤエコの娘も一緒に。

売春宿で働いていく内にヤエコの娘に惚れ込んでいた緋倉正彦が彼女の常連となります。

ただ娘はまだ幼かったため、緋倉正彦は母親のヤエコと結婚し、一方で娘との逢瀬も継続させようとしました。

ヤエコは自分たちのそういった不幸な境遇を嘆き、なぜそんな風になってしまったのかと考えました。

その結果、自分たちの歪な人生は不貞な両親に原因があのだと至ります。

子はそのような親の罪を償わせる必要があるんじゃないか。

そこからヤエコは親から受けた穢れを清めることを教理とした教団を創設します。

彼女の「再生の館」には似たような境遇を持つ人たちが何百人と訪れ、入信するようになりました。

そしてヤエコは信者たちに家を清めるために改築や人形を用いた呪術的行為を勧めます。

そうした改築を請け負っていたのが「ヒクラハウス」です。

 

小説の結末をネタバレ!③犯人

ヤエコは自宅の階段から落ちて転落死しましたが、これの犯人はヤエコの娘だったようです。

ミツコは父親に唆されて祖母の杖を隠しますが、罪悪感のため元に戻しました。

しかし、その杖をヤエコの娘(ミツコの母)が再度隠し、ヤエコを死に至らせたのです。

 

変な家2【ネタバレ】母親が根岸さんの部屋を取り壊す真相をネタバレ!

母親が根岸の部屋を取り壊したかったのは宗教団体「再生のつどい」が関係しています。

根岸の母親が崇拝している再生のつどいの教祖様は片腕と片足がありませんでした。

その崇拝している教祖様の身体と同じ形の建物で暮らすことで浄化されると信じていました。

より教祖様の身体に近づけるために根岸の部屋を取り壊したいと考えるようになっていったようです。

 

漫画と小説の違い

漫画と小説では、物語の主題は大きく変わりませんが、漫画で絵の描写がある分、イメージはしやすいと思います。

主人公のプロフィールに違いが少しあります。

プロフィールの違いを紹介していきましょう。

 

漫画と小説の主人公のプロフィールの違い

漫画や小説では、どちらも性別が不明です。

しかし、漫画では中性的な女性のような見た目をしていて、偏見にはなりますが女性の可能性が高いように思います。

小説では容姿について明言がないので、性別は全く判断できません。

主人公=現実の雨穴先生とするのであれば、YouTubeで公開している姿は、全身黒タイツに白仮面、声はテレビで使われるような変声機を使用している為、性別だけでなく見た目も謎になっています。

 

『変な家2』の漫画化はいつ?

『変な家2』の漫画化の発表は2024年3月時点ではありません。

しかし、『変な家』の2024年3月の映画公開、漫画もAmazonランキングで好調、海外の9ヶ国で小説が翻訳販売されるため、『変な家2』の漫画化も実現しそうです。

実現するなら、現在漫画として連載中の『変な家』がまだ完結していないので、完結された後で漫画化されそうです。

次回発売の『変な家』4巻が最終巻とするならば、大体5か月間隔で新刊が出ているので、4巻は8月ぐらいに販売されそうです。

『変な家』の完結が夏ぐらいと考えると、早くて『変な家2』は年内に漫画化されそうです。

 

『変な家2』の後日談をネタバレ!

『変な家』には後日談と言われる小説にない話があります。

『変な家』や『変な家2』には関係のないようで、実はつながるところもあるのでは!?と思わせる後日談。

特に小説や映画で『変な家』を見ている方には刺さる話題だと思います。

ここからは、『変な家』の後日談や『変な家2』の行き先のない廊下のネタバレや関係を紹介していきます。

 

後日談とは?

後日談とは、2021年8月5日にTwitter(現在はX)で雨穴先生があとがきとして投稿したものになります。

雨穴先生の知人から聞いた話で、なんと実際に体験した話になります。

実体験の話なので、『変な家』とはあまり繋がりはないため、小説や漫画のネタバレにはなりません。

ただ全く関係ないかというと、どんな家にも隠された秘密や過去があるという『変な家』や『変な家2』の行き先のない廊下と共通する考えがあるようにも感じます。

小説や漫画をこれから読む人にも問題なく読める内容なので、ここから先も是非読んでください。

 

後日談「柱の傷」のネタバレ

子供の頃に、成長とともに柱に傷をつけて記録していた方もいると思いますが、後日談はこの傷の話になります。

雨穴先生の知人も成長の証として、柱に傷をつけていました。

知人が高校生の頃、何気なく柱の傷を見ていたところ、自分のものではない傷があることに気づいてしまいました。

そもそも今見ていた柱と逆方向に傷をつけていたため、傷をつけた柱が2本あることになります。

知人は一人っ子であり、家も生まれてから建てられたものであるため、知人以外に成長を記録する子供はいなかったのです。

不思議に思った知人は母親に聞いてみましたが、「あんたがいたずらでつけたんじゃないの?」と言われてしまいました。

しかし、その時の母親の様子に違和感がありました。

それ以来、母親が柱の話することもなく、知人も成人し、実家も建て直しで壊されてしまいました。

自分の知らないもう一人の子供がいたのか!?

疑問を残したまま、後日談は終わっています。

実際にあった話なので、本当はもう一人子供がいたのか、気になるところですね。

 

まとめ

今回は、『変な家2』の結末のネタバレと後日談や行き先のない廊下を徹底調査していきましたが、いかがだったでしょうか?

結末のネタバレを書く上で、小説や漫画を読みましたが、最初後日談がみつけられなくて苦労しました。

まさかのX(Twitter)での掲載だとは思わず、雨穴先生が多くのメディアで活動されていることに驚かされます。

今回紹介した「行き先のない廊下」を公開されているYouTubeチャンネルでも、ホラー色が強いものの、不思議でどこかカッコよさや可愛さを感じさせるMVや思わず笑ってしまうコントなど、作家だけではない多才な方なんだと感銘を受けました。

筆者は、映画はまだ観ていないのですが、漫画や小説とはまた違った内容らしいので、気になった方はもちろん、漫画や小説を読んだ人も楽しめそうです。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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